クッション言葉 / 達人の会話術

言葉の角をとって丸い雰囲気を醸し出し、衝撃を和らげる言葉群

「恐れ入ります」のススメ

「恐れ入ります」「恐れ入りますが」

  • 会話開始時の枕詞
  • 電話を誰かに取次ぐ事を依頼する際の恐縮言葉
  • 伝言を依頼する際の恐縮言葉
  • 「ありがとうございます」を意味する感謝言葉
  • 「ご面倒をお掛けします」を表す感謝言葉
  • 「よろしければ」「差し障りがなければ」を表す私が代わりに承ります言葉
  • 「ごめんなさい」を表す謝罪言葉・・・

会話の直接的な内容には関係がなく、慣れるまでは少し面倒に感じるかもしれませんが、言葉や言葉を発する人をソフトな雰囲気に包み込むんでくれるものに 『クッション言葉』・『緩衝言葉』と呼ばれるものがあります。

その中で抜群の使い勝手の良さと汎用性の高さを発揮する言葉が、
『恐れ入ります』『恐れ入りますが・・』です。
ほとんど全てのシーンにおいて利用できるとともに、聞いた相手も違和感を抱く事がありません。
それに続く依頼や拒絶を柔らかく包み込み、謝罪や感謝の度合いをより深く表現出来る言葉です。

使い勝手抜群の「恐れ入ります」

特に、電話での第一声や誰かへの取次ぎをお願いする際に使用した場合は、「で、どのようなご用件でしょう?」などと聞かれた事がなく、気持ちよくスムーズに対応してもらえる事を実感します。
余計な事に時間を取られたくないと思った際に説明が乱暴になり、返って時間を取られてしまう事がありますが、「恐れ入ります」のワンフレーズを入れるだけで意外な程にスムーズに運びます。

クッション言葉

  • 「お手数をお掛けします」「ご迷惑をお掛けします」
  • 「恐縮ですが」「ご面倒ですが」
  • 「差し障りがなければ」「わたくしでよければ」
  • 「あいにく」「折角なのですが」
  • 「承知いたしました」「かしこまりました」

至極当然の事ですが使う言葉の違いによってその人の知識レベルや他人に対する基本的な姿勢が見て取られます。
幼稚園児でさえ、なりたいと思い描く自己像に相応しい言葉を自然に覚えて選択しています。
もし、柔らかでスムーズな会話や自分を表現したいと思うなら、クッション言葉の活用は欠かせない要素になります。

相手の意にそぐわない言葉を発する際に活用される事が多いクッション言葉ですが、その各フレーズを耳にしている間にその後に好ましくない情報がもたらされる事に対する心の準備が促される効果が高いとされています。
また、そういった丁寧さを感じさせるフレーズを使う相手に対する攻撃性が弱まる効果もあるともされています。

衝撃を和らげて心地良さをもたらすクッション

柔らいクッションを居心地悪く感じ、肩が凝るなどして疲れてしまう事があります。
これと同じく、過剰にクッション言葉が散りばめられた会話は、意図とは逆に相手を疲れさせてしまいます。

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