共感形成に優れる話題 / 達人の会話術

共感を生み出し易い話題を持ち出す業

面白く話すよりも興味を引く話題

共感を呼び起こし易い話題

  • 病気や健康に関する話題
  • 失敗に関する話題
  • 悩みに関する話題
  • 人の興味を引く面白い話し振りを身に付けるのは時間が掛かる
  • 上手な話し手は上手に話すだけでなく、上手に話題を選んでいる
  • 本題・メインの話題ばかりでは相手も疲れてしまう
  • 場や相手の心をほぐす意識を見せる事は、余裕や相手への気遣いを感じさせる

上手に話して相手の興味を湧きたてる事が出来れば言う事無しなのですが、簡単に身に付きそうでなかなか上手く身に付かないのが会話の技術です。

卓越した会話の技術を持ち合わせていない(身に付ける最中)人がまずは目指すべきなのが、興味を引く話題や共感を得やすい話題を持ち出してお互いが話しをしやすい場を作り出す事です。
人が出会ってていきなり話し出す事がないように、会話においてもいきなり本題に入る事は違和感を感じるはずです。
回りくどいように感じますが、場を温める意識と場を温める話題選びが、後に続く会話の成果や質を左右します。

共感を得やすいのは憐れみや同情を感じさせる話題

「尊敬」「怒り」「愛情」「軽蔑」・・・など、他人に対して様々な感情を抱きつつ対人関係が進行していきますが、心が触れ合って同じものを共有する事ができる感情は、「同情」「憐憫の情」「哀れみの感情」です。

「見下されたようで嫌」「弱みを見せるようで嫌」などと言って、決して同情を誘う類の話題を持ち出さない人も居ますが、同情を得る事でお互いの関係が深まる下地が作りやすい事に間違いはありません。
「会話の技術」「印象付ける技術」と捉えれば、比較的実行し易くなります。

同情や憐憫を得やすい話題と言えば、病気をはじめとする自分の悩みに関するものになります。
しかし、いきなり深刻な悩みを持ち出されても、かえって相手を言葉に詰まらせてしまう事態を招くため、相手との関係の深さや付き合いの長さに応じたさじ加減が大切になります。

窓を開くイメージで行う共感形成

共感形成の効果

アメリカの心理学者が協調性に関する実験を行いました。
見知らぬ2人をペアにさせ、2種類のボタンをそれぞれが押す事でもらえる報酬に差が出るといったものです。
お互いが協調行動をとっている限りは決して損をする事がないルールで行われ、これに先立ってハートウォーミングな話しを聞かされていたグループと、聞かされていないグループに分けて実験が行われました。

結果は、前者の属するグループでは明らかに協調行動がとられる場合が多くなったという事でした。
個人的な打ち明け話に関わらず、何かの経験を共有して同じ感情を抱く事(できれば心暖まる話)に大きな効果があったとしています。

自己開示法

「実はさぁ・・」「内緒ですけど・・」に続く打ち明け話は大きな興味を引きます。
『相手が内面をさらしてくれたから自分も同等の情報を与える』といった事を繰り返し、お互いに関する情報を与え合ってお互いに隠すところがなくなった時が人間関係が深まるチャンスです。

相手が心を開いてくれるかは分からないですが、とりあえず自分が開いてみるところから始めるのが『自己開示法』です。
人間心理として、通常の感覚の持ち主であれば、相手が開示してくれた同程度の情報を与えようとする気持ちが働くとされています。(好意や開示の返報性)
相手と親しくなりたいならば、それに応えてくれるかは分からないけど、まずは自分が開示してみるところから始まります。

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