短く断定的なフレーズで生み出す納得 / 達人の会話術

人を納得させる達人の会話術

短いフレーズの連続と断定表現

短いフレーズ

  • 主語+述語+目的語1つのみの発言構成を心掛ける
  • 装飾語を極力避ける
  • 前置きやもって回った言い回しを避け単刀直入に話す
  • 同じ事を何度でも繰り返す
  • 会話の中の句読点を意識的に増やして間を作り出す
  • あえて詳細な説明は行わない

力強さや自信、権威性や専門性を訴えたい場合の会話術です。
自分が持つ情報・知識の全てを伝え切りたいと願い、事実背景から感想に至るまでを事細かに話そうとする人が居ます。
その相手が、世慣れて人の心が分かる人であれば、
「自分の事を大切に思って全てを伝え切りたいと思っているんだな。有難いな」と思ってくれるでしょうが、だらだらと句読点が少ない話はほぼ意味が掴めません。
そんな会話をする人はサービス精神旺盛な人に多いのですが、言い訳がましさや知性の低さ、自信がない事を感じさせてしまいます。

行き着く先が見えない会話を聞き続ける事は、継続的な集中を要して相手を非常に疲れさせてしまいます。
限られた時間の中で終わらせないといけな宿命を持つビジネスの場では、聞きながら考える事を必要とします。
全てを聞き終わった後でしか考える事ができない会話は、「無駄・非効率・浪費」「知性の低さ」を印象付けてしまいます。
「ビジネストークの基本は結論を最初に述べる事」とされる所以です。

人を納得・説得する際には、人それぞれが持つ説得のボタンを押す事が必要ですが、一般的に求められる要素は以下のものになります。

  • 権威や専門性
  • 嘘や自信のなさを感じさせない
  • 分かり易さやシンプルさ、理解できたと感じさせる事
  • 最初の印象とその浸み込み具合、興味の喚起

多くの心理実験において、人の集中力はさほど長くは持続出来ない事が知られています。
他人の話を聞く際には、短い集中と飽きを繰り返した後に本格的に集中するのかしないのかを決定するメカニズムが働くそうです。
人物背景が分かっていない他人を納得させようと思う場合は、短く分かり易いフレーズをつないでいく事が有効です。短く強いフレーズの活用/セミナー

どんな人が来ているかが分からないセミナーなどで話すなら、聴衆を飽きさせないために短いフレーズを活用

断定表現

  • 言い切ってしまう
  • 意見ではなく不変不動の事実かのように表現
  • 「必ず」「絶対」「確実」などの強調語句を活用
  • 「・・と考えています」「・・と思います」を使わない
  • 極力シンプルに話し、「ただし」「ただ」などの打ち消し語を使わない

強さや信頼、安心感や安定感を印象付ける会話術です。
真面目な性格を持ち、嘘を付きたくないと願っている人にとってはとても実行できそうにもないものですが、決意や意見を絶対不変の事実として語る事も時には必要です。
言い切り型の詐欺トークを信じ込み、大金を失った方達に関する報道が途切れる事がありません。
他人を騙してお金を引き出す行為やそれを目的とした会話を展開する事は決して許されるものではありませんが、他人を納得させる場合に断定型会話の効果が高い事は実証してくれています。

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