クライマックス・ショック話法
達人の会話術

主訴を持ち出すタイミングの使い分け

会話の山場、主訴を繰り出すタイミングをコントロール

クライマックス話法

  • 会話を組み立て、最後に主訴(最も述べたい主張・要求)を持ってくる
  • 会話の内容に興味を示す相手である場合に有効
  • 「聞く耳」「聞く姿勢」を持った相手に対し、理路整然と会話を組み立てていくイメージ
  • 主訴に関係が薄い話から始め、現状や問題点、課題、分析、対策の提示などの伏線を経て、会話の終末部分に結論を述べる
  • 起承転結
  • 結論や主訴の表明を後回しにして会話に付き合わせる事になるため、ある程度気心が知れた相手である必要がある

ビジネストークの基本は結論先出しです。
結論や主訴を最初に述べ、そこに至った背景や課題について説明を行います。
ビジネスの世界において、クライマックス話法とは反対に位置する話の展開が求められるのは、結論が分からないままに他人の話を聞く事は強い集中とある程度の時間が必要になるためです。
まずは結論を把握した上で聞く説明でないと、それを聞く間に考える事が出来ません。時間や労力の効率化こそが求められるビジネスでは極力無駄を省く事が大切になります。

映画や物語の展開と同様の序々にクライマックスに向かう話法は、相手にじっくりと見聞きする態度がある場合にこそ有効なもので、興味を失なわさせない話の組み立て技術も必要になります。

伏線を張り、序々にクライマックスに向かう映画や物語

ショック(アンチクライマックス)話法

  • 会話の冒頭部分に主訴を繰り出し、興味・関心を喚起した上で説明を行う
  • 「聞く耳」「聞く姿勢」がない相手を聞く気にさせるために活用
  • ビジネストークの基本である、「結論先出し」「結論ファースト」と同じイメージ
  • 会話への協力の姿勢が見て取れない相手にショックを与えて興味を抱かせる
  • 主訴 → 背景・経緯の説明

どんなに素晴らしい話を展開しても、相手の意識がそこに無ければ全く意味がないものになってしまいます。
話の内容をあれこれ考える前に、まずは話を聞く気持ちになってもらう事が非常に大切になります。
人間の集中力はさほど長持ちしない事がよく知られているため、まずは言いたい事を口にした上で説明を行えば、
「何か話していたけど・・」という、一生懸命に話をした側にとっての最悪の状態を招くことはありません。

会話をする事の目的には、「説得」「説明」などがありますが、同意を得たり理解させたりする前に、少なくとも何が言いたいのかを表明しないと始まりません。
話し手のイメージ通りに話の内容を把握してもらう事は、そもそも相手の能力に拠るところが大きいため、「伝わらなかった」「理解させれなかった」という事態は頻繁に起こります。
しかし、会話冒頭の集中が失われていない段階で行う主訴の主張は、他のタイミングで行うよりも、より残り易いのは間違いありません。
会話にリスクマネジメントがあるとするなら、最初に言いたい事を述べてしまう話法こそが相応しいものであるはずです。

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