既成事実を作り出す / 達人の交渉術

人と関わり合う中で合意点を導き出す達人の業

アクション・ファースト ネゴシエイト・レイター

   

勝手に進める「無断の業」

  • 少し悪徳の香りが漂う
  • 自動車の車検や修理などにおいてたまにみられる
  • 先に物を渡して後から価格交渉
  • とにかく事実を作り出す
  • 図太くないとできない
  • 相手によっては大きなトラブルに発展
  • 契約書を判をつくだけの状態にして持参

結婚を反対されるカップルが子供を作ってしまってから親に報告するなどは、いまや日本中で見られる光景となっています。
親の立場からすれば、孫はほぼ例外なく可愛いものです。
そんな孫に辛い思いや肩身が狭い思いをさせるわけにはいきません。
孫が生まれるまでは反対の姿勢を保っていても、赤ちゃんの顔を見た瞬間に怒りは消え去ります。

交渉開始ポイントを作ってしまう

交渉の際には何を基準に交渉を始めるかをお互いが共有しないといけませんが、交渉の開始ポイントを勝手に作ってしまうのが「アクション・ファースト ネゴシエイト・レイター」です。

難易度が高く、相手や事柄によっては全否定されてしまい、交渉どころではなくなりますが、効率的に事を進められます。
自動車の部品などのそれが無いと機能しない重要なものを提供し、それが世間相場と比較して間違いなく正当な価格であれば、結果的にお互いの時間を無駄にせずに済みます。

注意

  • 無断の行為をことさらに敵視する人が増えている
  • 何でも比較して検討した上でないと購入しない人が増えている
  • 交渉の基本は積み上げ。いきなり既成事実を作るのは基本的にルール・マナー違反となり、法的にも不利。

まとめ

人は集団になると攻撃的になりますが、一人でいる時は争いを好まないものです。面倒な交渉も好きではありません。
そんな人間心理を突くのが「アクション・ファースト ネゴシエイト・レイター」です。

事の緊急性や重要性、相手の様子や人柄をよく理解した上で使いこなせば、
「気が利く人」「できる奴」となる場合もあります。
ただ、基本的にはやらない事をお勧めしたい交渉術です。

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