恋愛の会話術・交渉術

恋愛・・・会話術・交渉術を発揮する集大成の場

人間心理を活かす恋愛の技

総合的な人間関係力が問われる恋愛

恋愛の形態は様々ですが、何かの縁で出会った二人の人間が、お互いの存在を大切に思い、お互いが関係を継続させる意思を持ち続けないと成り立たないものである事は間違いありません。
未婚者同士の社会的制約が少ない関係。お互いあるいはどちらか一方が既婚者である関係。配偶者と死別した高齢者同士の関係など、置かれた状況は様々ですが、感情を持った生身の人間同士が深く関係し合う恋愛の場は、総合的な人間関係能力が問われる場です。

会話を交わしてお互いを知り、考えや意見を確認し合って合意点を見出し、赤の他人である相手との時間を共有する恋愛を心地良いものにするには、総合的な人間に関する知恵が必要になります。

多くの人にとっての関心事である恋愛・男女関係に関し、その中で活用すべきとされる知恵を、恋愛の会話術・交渉術として紹介します。

恋愛と心理学

「人間の本心」、「心と行動の傾向」、「心が影響を受ける要素やその程度」などを扱う心理学は、「好き嫌いの学問」として認識されています。
物事に対する人間の好き嫌いの感情は、生活上のシーンの違いによって変化するものではなく、生活のあらゆるシーンにおいて普遍的一貫性を持って発揮されるものとして知られています。

親子関係や戦場で生死を共にする軍隊を除けば、恋愛関係以上に深く他人と関係し合うものは存在しません。
強い信頼関係がベースに存在しないと上手くいかない恋愛では、好きな相手の好意を引き出すために自らが好意を示す事を繰り返します。
人の好意を得るために意識せずとも行われる恋愛における様々な行為は、素直な心の内側が自然に表に出たものです。

人間の好き嫌いそのものと言える恋愛と、「好き嫌いの学問」として認識される心理学の相性が悪いはずがなく、人間心理に関する知識を恋愛に活かそうと考える事は全く理にかなったものと言えます。

心理学における「恋愛」の定義

男女相互の愛情を基盤として成立している対人関係の事。
『種の保存』という原始的な男女の役割りから考えると、『結婚の前段階』としての準備・確認期間としての機能を持つ時期と言えるものですが、現代では、恋愛をする事によって得られる高揚感や充実感、性的な満足感を得る事を目的とする交際が一般的です。
恋愛中の男女は、『デート』とよばれる恋愛行動のなかで身体的接触、排他性、熱中などの行動を示すことが多く、恋愛の成立・継続のためには、性格、年齢、育成環境、類似性、近接性(身近に存在する事)、容姿魅力などの要因が大きな影響を与えます。

心理学における「愛」の定義

パートナー(配偶者・恋人・愛人)、家族、子などの特定の他者の存在を、自分が存在する上での大切・不可欠な存在として認め、慈しむ感情の事。
特定に人に対してのものだけでなく、神や人間全体、組織、動植物、物品などに感じるものも含みます。
愛に基づく行動全般を『愛他的行動』と呼び、「見返りを期待しない無償の愛」として一般的に認識されていますが、愛を与える事によって「愛を与える事ができる自分」を実感し、それによって充実感や満足感を得ていると考えられています。
心理学においては様々な立場や視点から研究され、愛をいくつかの種類に分類しようとする試みもなされ、おおむね以下のように類型されます。

  • 強い情動体験や感情の混乱を特徴とする『熱愛』
  • 穏やかな親しみの感情を特徴とする『友愛』
  • ロマンティックで性的な『エロス』
  • ゲームや遊びの要素が強い『ルダス』
  • 友情のように穏やかな『ストーゲイ』
  • 強迫的で苦痛や痛みを伴う『マニア』
  • 計算高い『プラグマ』
  • 自己犠牲的な『アガペ』

恋愛会話術・恋愛交渉術

総合的な人間関係力が求められる恋愛を、開始・継続させていくために必要な恋愛の重要要素を、いろいろな視点(心理学・実感etc)から紹介していきます。

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