利益(利己)と価値観の一致
女の恋愛の特徴

恋愛・・・会話術・交渉術を発揮する集大成の場

恋愛の中での女性の特徴と傾向

利益(利己) Egoism

心理学上の利己主義は、「人間の全ての行為は常に自分の損得勘定に動機付けられている」とするもので、行為者の主体的な発意があってこそ成り立つものです。
「自分自身が行う行為は全て自分のためであって、他人を利する(他利)ためのものではない」と考える、自己責任論に連なっていくものです。

時代、国、個人によっての違いはありますが、長期間に渡ってお腹の中に子供を宿し、その子の健全な成長を願う気持ちは、男性のそれとは違っていて当然です。
男性と比較して身体的なハンディを負う女性は、より強く、より優秀な子供を残す事が自分を身を守る事につながるため、恋愛と結婚とを分離してとらえ、容姿や美しさよりも根源的に重要な要素として考える、「力」「経済力」を持つ男性を求めます。
このあたりの思考手順を指して、
「女性は現実的」「女はしたたか」「女は利己主義」などと言われる機会が増えます。

女性であろうとも、その能力に応じて経済的な自立がもたらされる状況を迎えてはいますが、一時的にせよ心身両面の自由が利かない状態に陥る出産の事を考えざるを得ない女性は、「守ってくれる人」「頼りになる人」「支えてくれる人」を求める気持ちが膨らみます。

現実主義

ロマンティックな感情、やすらぎや癒しの感情を抱かせてくれる事を女性に対して期待する傾向がある男性に対し、同様のものを期待はしますが、自分を幸せにしてくれる相手であるか否かの値踏みを冷静に行うのが女性です。
元々人間には自分を高く評価する傾向があり、自分と釣り合いが取れていると感じる相手を選ぼうとする意識が働きますが、恋愛市場における自分の価値を高く見積もり過ぎたために婚期を逃す女性が増えています。

考えなさすぎで失敗し、考えすぎで出来なくなる結婚

結婚を視野に入れた中で恋愛を行うのであれば、急ぎすぎる事と同様に値踏みをし過ぎる事も避けなければいけません。
「妥協」「適当なところで手を打つ」といったバランス感覚が求められます。

価値観・世界観の一致 Value View

物事を認識する際に尊重、重視する判断の軸。
何のどんな側面に意味や意義を見出し、どのように考えて行動するのかを決定付ける基準の事。

人間関係の相関図を瞬時に作り出し、何かしらの団体やグループに所属する事で自身の安定を図り、落ち着いた気分に浸る事を重視する傾向が高い女性は、
「価値観」や「世界観」の違いは決定的な仲違いの原因となり、容易に相容れないものである事をよく知っています。
安易に、「何とかなる」とは考えません。

心地良さや快適さを好み、争いや不安定を基本的に嫌う女性が求めるのは、自分のリズムを乱さない男性です。
デートや食事中の会話、時間をともにする中で見せる他人に対する態度、仕事や家族に対する考えといったものの中に自分と同等のものを探そうとします。
レベルや方向に関して、自分と同等の価値観を持っている人でないと、自分の心地良さが満たされない事を痛感しているためです。

尊敬

幼少期の女児が父親に対して抱く感情(エディプス・コンプレックス)から連なるものですが、「強い男性を仰ぎ見たい」「尊敬したい」「自分を高めて欲しい」といった感情が色濃く残るのが女性です。
「自分を強く、大きく見せたい」と願う、男性の『やせ我慢』や『美学』にうまい具合に対応する部分が女性には存在します。

エディプス・コンプレックスの語源「エディプス王」

基本的に価値観の一致を望みますが、自分のそれよりもより高尚なものと感じる事ができる考え方や行動の仕方、倫理観に憧れます。

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