「NO」の有効活用
恋愛の交渉術

恋愛・・・会話術・交渉術を発揮する集大成の場

良い恋愛体質を作り出す「NO」

説得 Persuasion 

「他者の行動や考えを、自分が望む方向へ変容させようとする事。その獲得を目指す一連の行為」と定義されるのが、『説得』『説得行動』です。
「違う性格や育成環境を持った人間同士が、同じ場所に存在し、同じ時間を共有するためには、有形無形の説得行為が始終行われている」とされ、
血縁関係にない他人同士が心を開き合ってお互いを開示し、深い信頼関係を築いていく場である恋愛においては、それとは気付かないままに説得が繰り返されている事になります。
「恋愛相手として認めるか認めないかを決めるNO」、「対等な関係を作り出すためのNO」、「人間性をアピールするNO」、「恋愛関係に終止符を打つためのNO」など、
相手の申し出(説得)に対し、上手なNOを表明出来るか否かが、恋愛の質や恋愛当事者の恋愛体質を決めることになります。

恋愛交渉で「NO」を使い分ける前提

良い恋愛をする。良い恋愛体質を作る。そのために必要な、タイミングの良いNO、明確なNO、少しぼやかしたNO、自分をアピールするNOを表明するために必要な前提条件について。

 恋愛交渉人としての公平・対等意識

自分にない要素や自分が持っていない尊敬できる要素を持つ人を恋愛相手に選ぶのは自然な恋愛行動ですが、「私は頼りない人間だから頼れる人がいい」「全面的に甘えさせてくれる人がいい」といった依存心は、フェアな関係をもたらしません。
「その時、その場で」言わないといけないNOを妨げてしまいます。
どちらかが上、どちらかが下といった意識は禁物です。

 ドライな感覚・ゲーム感覚

「望んだ相手ではなかった」「付き合いを継続する上で気になって仕方がない面が見えてきた」となれば、迷わずNOを表明。
「別れてくれ」「他に好きな人が出来た」と言われれば、未練がましい態度や行動を取らずに受け入れ、次の恋愛に向かう。
NOを言うのは当然。NOを受け入れるのも当然といった、乾いた感覚が求められます。

また、「拒否・拒絶を示すのがNO」という一面的な捉方ではなく、「NOを示す事が自分に人間性をアピールする事になる」といった、遊び心・ゲーム感覚も求められます。

※離婚確率を高める感覚となりますので、恋愛と結婚を意識的に分けて捉える必要があります

交渉の誘い(デート)に簡単にNOを言わない

高い理想を追い求め、デートの誘いにすら応じないのは損な行動です。
一定の経験値が身につくまでは、「社会勉強」「人を見る目を養う」「タダ飯がたべれるかも」と、積極的に出かけるべきです。
そして、付き合いを始める事にNOを表明する練習の場になります。

※度が過ぎると、嫌な噂がたってしまいます

「NO」のレパートリー

「言葉を知らないがために適切なNOが言えない。適切な気持ちを言い表せない」という事が多々あります。状況別NOのレパートリーを記載。

 デートを断る

異性から誘われた事や好意を示された事が嬉しく、つい曖昧で含みを持たせた言葉が出掛かりますが、デートさえ断るのなら、「恋愛の対象に入っていない。何があろうと変わらない」といった強いNOが求められます。

  • 「好きな人が居ます」「今はデートする気になれません」
  • 「変は噂を立てられたくないので・・」
  • 「社内の人とはデートをしないと決めています」

 デート後、以後の関係を断る

「デートに来てくれたって事は・・」「脈があった・・」など、期待7割・不安3割といった感覚を抱きがちな相手に対し、自分の気持ちに応じて「キッパリ」「あやふや」にNOを表明します。

  • 「他の人に気持ちが向いている事が確認できました」
  • 「相性が悪いように感じました」
  • 「急ぐのはやめませんか?時間を下さい」
  • 「こちらから電話します」

 好意を断る

恋愛中は、お互いを特別な存在として認め、好意を示し合う事が多くなります。
そんな好意のやり取りの中で相手を知り、自分の人間性をアピールします。

  • 「有難う。でも今日は私に払わせて」
  • 「こんな高価なものは受け取れない。私にはもったいない」
  • 「有難う。でも君の事が心配だからもう帰ってよ」

 セックスを断る

恋愛とセックスは切り離せません。「深い信頼関係の証」と、教科書的でメルヘンチックな定義もありますが、特に男性の場合は、恋愛開始=セックス開始 と捉える感覚を少なからず持っています。

  • 「それが付き合う目的なら、他を当たって下さい」
  • 「まだそんな段階じゃない」「ちょっと早すぎる」
  • 「当分の間お腹が痛いはずです」「病気を持ってるかもよ」

 恋愛関係を終らせる

年齢や二人が築いた関係にもよりますが、気持ちがそこにはない事を自覚しているのに無理に関係を続けるのは非常に辛く、相手のためにもなりません。
合意点が存在しない事が分かっている交渉を続ける意味はありません。
その後の展開を考えると、関係をキッパリと終らせる言葉が求められます。

  • 「結婚の対象として考えられない」
  • 「自分に合った人を探すつもり」
  • 「今まで有難う」「二度と会わない」
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