解決策より同情
- 解決策を口走る前に相手と同じ立場で考える
- 「相談したい」にはいろんなレベルが存在
- 相手の心に届き易い
- 心地良さを感じさせる
- 連帯感を感じさせる
女性の会話の特徴は次から次への話す事が湧いて出てくるところにあり、会話は長いものになりがちです。
会話をする行為、言葉を発する行為によって何かしらの集団に所属している事を実感できる事が女性にとっては重要とされています。
右脳と左脳をつなぐ女性の脳梁は男性のそれよりも太く、一度の多くの事を処理・記憶できるシステムを体内に持っている事が長い会話を成り立たせているとも言われます。
「相談」という行為を男性はあまりしません。
男性にとっての相談を受ける行為は、何かしらの解決策を提示してあげる事を目的として相手に話しを聞くことになります。
体や将来、現状についての不安や不満を口にすると、
「気のせいだから頑張れ」といった、答えになっていないものから具体的で分かり易いものまでが返って来ます。
大切なのは、まずは同情を示す事です。
相談を受ける場面ではなくとも、会話の中で相手が発したプライベートかつマイナスな内容の言葉に対しては、いきなり解決策を提案するのではなく、相手と同じ目線で考えて同情を示す事が大切です。
少し間を置いてから、「それは大変だね」のワンフレーズを投げかけてあげると良いとされています。
何はなくとも同調・同意/ペーシング
- 言葉や仕草でシンクロ感を醸し出す
- イエスマンを嫌うのは高尚な人。ほとんどの人はイエスマンが好き
- 否定より肯定
- 違和感より同調感や一体感
- 話す声の大きさやリズムを相手に合わせる
会話におけるノンバーバル(言葉以外のメッセージ)の重要性を実証したものとして「メラビアンの法則」が知られています。
いかに第一印象が大切かを説明する際によく利用されるものです。
7:38:55の法則などと呼ばれ、会話中の言葉によって受け取る情報は全体の中の7%にしか過ぎないといったものです。
もちろん個人差がありますが、生活上の実感として言葉以外によって受け取る情報・印象が非常に大切な事は広く理解されています。
相づちやうなづきによって得られる視覚情報は、同意を示して先を促している行為として受け止められます。
実際には同意をしていなくとも、相手に心地良く話をさせる効果が高い同調行動として知られています。
同意や同調を示していると感じさせる相手を邪険に扱う事はそうそうできません。
良い関係を築いていきたいと思う相手であれば知らず知らずのうちに取っている行動かもしれませんが、言葉や仕草によって同意・同調を示す事による効果はボディブローのように序々に効いてくるとされています。
まとめ
「同調」「同意」「同情」「同士」・・・など、『同』が付く言葉には会話展開上のキーポイントが沢山あります。
「同じ」を感じさせる人、感じてくれる人に対しては当然のように仲間意識が芽生えます。仲間意識=好意です。
相手に対して好意を抱いていれば、大概の事は認めて許してくれます。
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