会社・職場の断り言葉(困った人編)
達人の会話術

シチュエーション・相手別に言葉のレパートリーがあってこそ成り立つ会話術

迷惑な人への「断り言葉」

自省心が欠落している困った人

自分の事が大好きで一人よがりな会話ばかりする勘違い社員、心が狭く排他的ないじめ社員、ちょっとした事で元気が無くなる落ち込み社員、コミュニケーションをはき違えるセクハラ社員、礼儀やマナーを知らないお子様社員・・など、職場には迷惑で不愉快な人が溢れています。
適当にやり過ごしていられるうちはいいのですが、いつかどこかの時点で決定的な一言を投げつけないと、いつまでたっても迷惑で不愉快な思いをさせられ続ける事になります。

「他人に迷惑を掛けているのでは?」「人を不愉快にさせているのでは?」といった、社会生活の中での自分を省みて疑う意識(自省心)が欠落している彼(彼女)らには、冷静かつ真剣な態度で少し強めの断り言葉を投げ掛け、断固としたNOを表明してあげましょう。

覚悟を要する困った人へのNOの表明

フェアな人間関係を望み、断固としたNOを表明する事を決心しても、その後の関係の事を考えればあまり強くは出られないのが普通です。
躊躇して言葉を飲み込むのも賢明であり、思い切って口にしてしまうのも賢明です。
何がどのように作用するか? 何が幸いするか? 何が禍いするか? 何がどう転ぶか? は、誰にも分かりません。

我慢できるなら我慢した方が得になる事は多く、我慢出来なかった事を後悔する人も数多くいます。
強い断り言葉を発するなら、「関係を断ち切る」レベルの覚悟が決まってから口にする事が望まれます。

職場の困った人への断り言葉

黙っていてはいつまでたっても改める事がない、職場の困った人・迷惑な人への状況別断り言葉(断固としたNOを示す言葉)

 いじめ・嫌がらせ

「あなたは可哀想な人だ。自分を貶(おとし)めない方がいい」
他人に嫌がらせをする人=程度の低い人間。内面に不満を抱えた可哀想な人間 といった世間一般の認識を示し、同情や哀れみの感情を見せられれば、何かしらの進展をもたらす反応が返ってくるはずです。
「パワーハラスメントは犯罪ですよ」
自分が抱える不平や不満を他人に嫌がらせをする事に転化する事で心のバランスを保つ類の人は、概ね気が小さく、強く出られる事に弱い人です。含みを持たせた言葉に尻込みします。

 セクシャルハラスメント

「本人がセクハラを受けていると感じれば、そこにはセクハラが存在する事になるのを知っていますか?」
コミュニケーションの一環として、スキンシップや投げ掛ける言葉を間違えている人が大半です。悪気のない軽度のセクハラは、基本的知識を示す事で収まります。
「今言った言葉をもう一度繰り返して下さい」「ご家族の前で同じ事ができますか?」
自分の言動を明確に認識させる事、置かれた立場を再認識させる事で、自己反省の念を湧き出させます。

 不愉快な言動

「自分だけの時間じゃない事が分かりますか?」
時間にルーズな人、一人よがりな会話を展開する人には、『働く人の時間は共有物であり、自分一人のものでなはい』事に気付かせてあげましょう。
「ギブアンドテイクの意識を持った人としか付き合えません」
貰うものだけ貰って何も提供しない利己主義者は、人付き合いのルールが理解できていません。何事にも義務が伴う事を教えてあげましょう。
「自分の力でやってみたいので、今回のご助力は結構です」
力になろうとしてくれる人は有り難い存在ではありますが、的外れなアドバイスや間違った情報をまことしやかに伝える厄介な人も存在します。そんな人には自己成長を目指す事に関するフレーズでシャットアウトします。
「順番に話しましょう」「まだ終っていません」
人の話しをさえぎり、自分の考えを述べる事ばかり考えている人には、会話展開上のマナーを教えてあげましょう。
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