性欲とノスタルジー
男の恋愛の特徴

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恋愛の中での男性の特徴と傾向

性欲 amativeness

異性と性的接触を持ち、「射精を行いたい」「快感を得たい」と感じる二次的な生理的欲求。(「睡眠」「食欲」が一時的欲求)
自身の子孫を残すために戦う動物的本能から連なるものとされますが、様々なものに意味付けをして行動に制約を課す人間の世界では、一定の制御の下に発揮する事が当然と考えられています。

男性の恋愛目的の大きな部分を占めるものが性欲を満たす事にあります。
人間の中に自然に湧き上がる欲求であるため、あえてそれと意識される事が少ないかもしれませんが、動物学的な男性の存在意義を考えると至極当然の本能です。
物理的に物事を判断する傾向が高い男性は、相手の体の中に自分の体の一部を挿入するという行為自体に大きな意味を見出し、「体を許す→心を許す・征服感の充足」を与えてくれる相手を求めます。

「性欲の温度差」「性の相性」

パートナーに愛情を感じ、少なからず自分を装う意識が働く恋愛期間には、2人の関係を継続していく上での決定的な障害要素として認識する機会は少ないかもしれません。
しかし、恋愛の先にある「結婚」「生活」「妊娠」「子育て」を含んだ長い関係を考えると、「性欲の温度差」の問題は非常に重要です。
性欲を満たしてくれる事。性欲に応えてくれる事を愛情の証として捉えがちな男性は、それを満たしてくれない相手を憎む事さえあります。

離婚件数が年々増え、個別様々な理由が挙げられています。
その理由を周囲に説明する際、「性欲の違い」を口にする事ははばかられるため表に出難いものですが、男性側が結婚を解消する動機として大きな部分を占めるものであるはずです。

一般的に男性の性欲に応える立場の女性にとっては、恋愛中にパートナーの「性欲の大小」「性欲の嗜好・方向」を見極める事が非常に大切になります。
それとは気付かないままに不満を募らせ、すねてしまって男性が取る行為が浮気・不倫となり、離婚への思いが強まります。

未成熟な男性は「奥さんを奪われた感」を強めます

ノスタルジー(切り替えの悪さ)

ノスタルジア。郷愁。過去や故郷などに想いを馳せ、懐かしんで振り返る気持ち。感情。

感覚や感情ではなく、物事に意味や意義を見出す事が行動への大きな原動力となる特徴を持つ男性一般は、「現在の自分」を考える際、過去からの流れの中で至った現在の自分という捉え方をします。
反対に、現実思考である女性は過去を振り返る事が少なく、未来・将来へ連なる今の自分という捉え方をします。

何かしらの理由で終わりを告げた恋愛に関し、言葉に出さないまでもいつまでも心の中に留め置く傾向が強いのが男性で、「おセンチ」「センチメンタル」「切り替えが遅い」と言い表されます。

過去への嫉妬

「過去からの流れや経験の中で作られた今の彼を好きになったのだから、彼の過去に感謝したい」など、
過去を懐かしむ男性を広い心で受け入れる女性も存在しますが、恋愛感情の軽重比較を気にする女性にとって、自分以外のところに気持ちが向かっている事や、いつまでも過去の恋人の事を考えている事に対して嫉妬の念が強まります。
パートナーである男性への想いが強いほど、「比較されているのではないか?」「まだ好きなのではないか?」という感情を抑える事ができなくなります。

相手の中に自分をめぐっての嫉妬心や競争心を感じ取る事に喜びを見出すといった、たちの悪い男性も存在しますが(女性もですが)、過去に想いを馳せる事で現在の自分を確認するという心的傾向を強く持つのが男性です。

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